日本福祉大学 高浜市まちづくり研究センターが企画運営している「たかはま ざっくばらんなカフェ」は、年齢や職業等、様々な立場の人々がテーブルを囲み、「ざっくばらん」に話すことを楽しむカフェです。今回は、「不思議な話~肝試し回想法~」というテーマで開催しました。
前半は、進行係の来島修志さん(日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科)より今日の趣旨・内容を説明しながら参加者に語りかけた後、地元の岩月和子さんから高浜に伝わる民話「蛇抜けの話」をしていただきました。その後、カフェ形式で妖怪人形焼とお茶を楽しみながら、参加者同士が自由に怖い話・不思議な話を語り合う形のカフェとなりました。最後に、再び岩月さんと来島さんの2人で「青木の火の玉」の民話を語っていただきました。
*「回想法」とは、誰もが持っている昔の記憶をお互いに話すことで交流し、それを楽しみや健康につなげていく、というコミュニケーションのきっかけ作りの一つです。
小学生から70代までの幅広い年代層の参加があり、それぞれ年代での怖い話・不思議な話や地元にまつわる言い伝えの話がなされ、若い年代層は、新鮮な気持ちで民話や地元にまつわる言い伝えを聞いていました。
カフェ後半では、キツネに化かされた、夢でうなされた、金縛りにあったという話から、火の玉を見た、おばあさんが亡くなった日に足を触られた、天狗の子どもがさらわれたという怖い話などで盛り上がりました。
それ以外に、戦争、災害、病気、飛行機、歯医者が怖いという話や、食と健康の情報が正しく伝えられていないことで健康が害されていることが怖いといった現代社会の問題まで、それぞれのグループで多岐にわたる話がされる中、会は進行していきました。
今回の参加者は10代・20代の方も多く、不思議な話・怖い話の内容でしたが、会場は明るく元気な雰囲気での会となりました。
怖い話で盛り上がる参加者のみなさん
グループでの話を聞きました
進行役の来島修志さん
民話を話す岩月和子さん
カフェで出された妖怪人形焼